CASE施工事例
他店が拒否した靴の修理 2022/08/04
ビルケンシュトック TATAMI 中物交換例
当店お持ち込みの方のみ対応の案件です
お客様が、岡山市内の経験と知識が豊富で確かな技術を持った志の高い修理人がいるという靴修理店に持ち込んだところ、「修理は無理」と即答で断られてしまったとのことで、当店にお持ち込みになられました。
内部のポリウレタン充填物が、加水分解劣化により完全に崩壊して形状の維持が出来ず、履けなくなっています。
内部の崩壊したポリウレタン材を取り除き、新たにEVA材を加工して中物を作り出し、組み込む作業を行います。
この作業ですが、フィニッシャー(靴修理用のグラインダー)をそれなりに操れる技量さえあれば、中物のコピーを作るだけの簡単な作業なため、「修理は無理」という言葉を発する行為自体、経験豊富で確かな技術と高い志を持つ人物にとっては【無理】なはずなのです。
加工したEVA材の中物を組み込み、取り外していた甲部とソール部を取り付ければ、作業完了です。
修理に使用する資材も加工するための機材も、街の靴修理店にある物で全く問題なく作業出来ますので、あとは【志】を見せられるかだけの、至極簡単な話なのですが・・・