CASE施工事例
婦人靴修理 2017/12/03
DANSKOオールソール例
- ダンスコのオールソール例です。
ダンスコのかかと修理はどの修理店でも行っておりますが、写真の様に加水分解が始まったダンスコ靴のオールソールは、メーカーでさえ受け付けておりません。
このため一般的には修理不可能と言われてしまいますが、技術的にオールソールは可能です。
まず靴の本体とソールを分離しますが、かなりの量のホチキスで留められており、これを外すのが大変なために断る業者は多いです。
次に、元のソール材の内部構造は足に合わせた立体形状になっておりますが、この元の立体形状と同じ形状部品を作成する技術を出し惜しみして修理不可能と断ったり、加工に掛かる技術料として法外な値段を要求する修理店もある様です。
(右写真は当店にて加工を行った交換用部品です)
※フライス加工ではなく手作業で削りだしておりますので、加工機材が無いため修理出来ないという他店の理由は嘘となります。
ソールの高さとソールラインを元に合わせて加工し、アウトソールにはMDソールを取り付けて作業完了です。
上記作業の難度についてですが、インソールの加工技術があるお店は難なくこなせる内容ですので、靴学校を出た作業者のいる店や義肢装具士のいる店はもちろん出来ますし、靴修理業界歴5年以上の作業者のいる店でしたら経験年数の観点からみて問題なくこなせるものと思います。
修理費用については、各業者毎の考えにもよるでしょうから、店舗毎にお問い合わせください。
※上記案件は当店お持込の方のみ対応となります。
当店にお持込できない方は、他の店舗にご依頼ください。